グルメで多文化交流 イベント企画 5月 岡山大生がCFで運営費募る

イベントに向けて話し合う実行委のメンバー

 多文化交流の輪を広げようと岡山大(岡山市)の学生が世界各国のグルメが味わえるイベント「The World Kitchen」を5月12日に下石井公園(同市北区幸町)で開く。4回目を迎え、より多くの人に集まってもらうため初めて同公園を会場に選定。運営費の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。

 海外の料理を提供している飲食店やキッチンカーが約20カ国・地域のグルメを販売する。メキシコのタコスや韓国のビビンバ、ネパールのカレー、フランスのキッシュ、スコットランドのスコーンなどがそろう。

 特設ステージでは県内を拠点に活動する5団体がフラダンスやうらじゃの演舞を披露し、留学生らによるトークショーも予定。つぼに交互に矢を投げ入れる遊び「投壺(とうこ)」やパラリンピック種目の「ボッチャ」が楽しめるワークショップも用意する。

 留学生と日本人学生が共に学ぶグローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)の有志でつくる実行委が、2022年から石山公園(同石関町)と同京橋町の旭川河川敷で実施。今回はJR岡山駅により近い会場に変更した。

 実行委の2年松島可歩さん(20)は「留学生と地域住民、学生と企業などの交流の場にしたい。さまざまな国の食文化に触れ、日常でも多文化に目を向けてもらえたら」と話している。

 CFは山陽新聞社や中国銀行などが運営する「晴れ!フレ!岡山」を活用。30万円を目標に4月30日まで募る。支援額に応じて当日使える500円券や菓子の詰め合わせなどを贈る。詳細は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/139450)。

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