台湾の魚は日本より高い、しかも魚市場は日本より汚い=台湾ネットで議論に

台湾メディアの中時新聞網は28日、台湾は魚の漁獲量は多いのに、なぜ価格は日本よりも高いのかとの話題がネット上で注目を集めていると伝えた。

台湾メディアの中時新聞網は28日、台湾は魚の漁獲量は多いのに、なぜ価格は日本よりも高いのかとの話題がネット上で注目を集めていると伝えた。

記事は、「台湾は四方を海に囲まれており、魚の水揚げ量も多い」とした上で、台湾のネット掲示板PTTのある投稿を紹介した。投稿主は「日本では500台湾ドル(約2400円)で山盛りの海鮮を買うことができる上に、日本の海鮮市場はほとんどがとても清潔。台湾の市場は汚い上に日本よりも高い」とし、なぜなのかとその理由を問い掛けた。

この投稿が議論を巻き起こし、他のネットユーザーからは「台湾は高いだけじゃなく海産物の処理も適当だから」「台湾は(魚だけでなく)多くのものが日本よりも高くなっている」「日本は島国だが、台湾は単なる鬼島」「日本よりも高いのに品質も劣る。台湾の給与水準は日本の6割程度なのが悲しい」といった声が上がる一方、「日本の海洋資源はもともと台湾よりも豊富。価格が安いのも当然」「台湾にも安い魚はある」との声もあったという。

また、この議論の中で、台湾の歌手・女優のレイニー・ヤン(楊丞琳)がかつて「台湾で海鮮を食べることはぜいたく」と語っていたことが話題になったといい、記事は「当時は多くの人が彼女の言葉に疑問を投げ掛けていたが、今になって真実だったことが分かった」と伝えている。(翻訳・編集/北田)

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