江原啓之「すごく嫌な言葉」“消費者の権利”を主張するリスナーに愛の喝!

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
今回の放送では、「食」にまつわるメッセージを紹介しました。

江原啓之

◆同じ値段なら少しでも新鮮な物を買いたい…
以前、この番組で「スーパーでは賞味期限が近いものから買うようにしてほしい」という店員さんの投稿を聞いて思うことがあり、メールをしております。

私も以前は、なるべく手前の物を買うようにしていたのですが、あるとき、試しに一番奥の日付の新しいパンを買って食べたら、やわらさが全然違って感動しました。それ以降、私はなるべく一番新しい日付のパンを買っています。同じ値段なら、少しでも新鮮な物を買いたいのは消費者として当たり前だし、当然の権利ではないでしょうか?

前から常々思っていたことなのですが、賞味期限の違う物を同じ値段で売るというのはおかしいと思うのです。賞味期限が近い食品については、5円でも10円でもいいから値下げをして売るべきではないでしょうか? 面倒かもしれませんが、売る側の企業努力が食品ロスを減らすことにつながると思います。いろんな知恵を出し合って、食品ロスが減ればいいなと思います。

◆江原からの“ことば”
ちょっと反論させてください。お客様は神様の時代は終わったんです。それをやっていたらダメなんですよね。でも、あなたの気持ちはよくわかります。

食品とは全然関係ありませんが、例えば、着る物でも今は“安価”で“大量生産”が世の中の主流になっている。“安物買いの銭失い”という言葉を復活させたほうがいいと思う。なんでも安くすると、誰かが苦しむんです。いびつになります。私は良い物を長く大事に使います。量ではなく、質で選んで長く使う。食べ物もそうです。なんでも“大量”をアピールするのではなく、“大事に食べていこう”という姿勢が大切です。

私は、あなたの気持ちがすごくわかるのですが、1点、これはすごく嫌な言葉だなぁと思うところがありました。それは「消費者として当たり前だし、当然の権利ではないでしょうか」という言葉です。消費者の権利というとお金(を払うこと)ですが、地球に食べさせてもらっているという感謝がない。“いただきます”という気持ちです。自然界からいただいているんです。みんなで分かち合う気持ちを持たないと、これから未来は作れないと思うんです。

みんなで“食べること・消費すること”を、もう一度考えるべきではないかな。あなたが悪いわけではありません。同じお金を払うのであれば、美味しいほうを手に取りたいという気持ちはわかります。でも(地球に食べさせてもらっているという)意識を、どこかでみんなで分かち合わないと。だから、「消費者として当たり前だし、当然の権利」という言葉だけは、もう言わないでほしいな、とお願いしたいです。

◆江原啓之 今宵の格言
「口はエナジーの入り口。どのような方法でも、ともに食事をしてこそ心が通い合います」
「大切なのはお腹のエナジーを満たすことです」

<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/

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