ポステコグルー監督、心理療法で復調のリシャルリソンを称賛「公にする決断は勇敢なもの」

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、同クラブ所属のブラジル代表FWリシャルリソンについて語った。29日付けでイギリスメディア『BBC』が報じている。

2022年7月にエヴァートンからトッテナムへ完全移籍したリシャルリソンは、昨シーズンはプレミアリーグで27試合1得点という成績に終わった。そして巻き返しを図った今シーズン、ここまで22試合10得点と本来の実力を見せ、開幕前にFWハリー・ケインが移籍しながらも5位につけるチームに貢献している。

また、リシャルリソンは先日自身のうつ病を告白し、セラピストと共に心理療法で乗り越えてきたことも明かしたが、ポステコグルー監督はその経緯について「彼は賞賛に値する。それを公にする決断は勇敢なものだった」とコメント。以下のようにも続けた。

「彼は自分だけでなく、コミュニティにおける他の人々が支援する恩恵を後押ししている。もちろん彼が直接的な恩恵を受けたから、その責任を感じているのだろう。彼は助けを求め、正しい助けを得ることができた。リシャルリソンであろうと、それ以外の誰であろうと、私たちの人生には課題や問題があるんだ」

30日に日本代表DF橋岡大樹が所属するルートン・タウンとの対戦を迎えるトッテナム。ブラジル代表の活動から帰還したリシャルリソンのプレーにも注目が集まる。

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