ごみ減量に…粗大ごみをリユース 木製品家具など地域の人に無料で譲渡 静岡・磐田市、袋井市、森町

ごみの減量を目指して、静岡県の中東遠の3つの自治体では、地域の情報サイトと連携したリユース活動が行われています。

磐田市ごみ対策課 宇藤直樹施設管理グループ長
Q.こちらのこれは何?
A.「市民から持ち込まれた、自己搬入されたごみなんですけど、まだ使えそうなものについてピックアップしている」

2月から粗大ごみを地域でリユースしようと始まったこちらの取り組み。磐田市、袋井市、森町の中東遠地域3つの自治体がごみの減量を目指し、地元の情報サイトジモティーと協定を結びました。ごみ処理場に持ち込まれた粗大ごみの中から、まだ使える家具などを運び出し、ジモティーのサイトを通じて、周辺に住む人たちへ呼び掛け、無料で譲り渡しています。

ジモティー 片山翔取締役:「まだ使えるものが多く捨てられてしまっているのが実情だと思う。地域の方が実はまだ使えるという形で、引き取りに来ていただいて、自治体のごみの減量を実現する形になっている」

磐田市では開始から2カ月弱で、木製品家具など30品ほどをすでに譲渡してます。現在は週に1回ほどのペースでリユース品を出品。そのほとんどが、数日後には取引されるなど、ごみ減量の手応えを感じつつあります。

磐田市ごみ対策課 宇藤直樹施設管理グループ長:「効果は実感として感じているので、この事業をきっかけに市民がリユースに対する取り組みに対して、思いが浸透していってくれたらうれしい」

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