アロンソ監督を逃したバイエルン、代役に浮上したのはかつてライバルを指揮したラングニック氏か

ブンデスリーガで指揮豊富なラングニック氏(現オーストリア代表監督)[写真:Getty Images]

レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督がチームへの忠誠を誓うことを明言したことで、監督人事を最高しなければいけなくなったクラブが2つ。リバプール、そしてバイエルンだ。

共に現役時代にアロンソ監督がプレーしたクラブ。今シーズンのブンデスリーガで無敗を維持し、首位を走っているチームを牽引する手腕は高く評価されている。

今シーズン限りで退任するユルゲン・クロップ監督の後任として考えていたリバプールは、別プランとしてスポルティングCPのルベン・アモリム監督が候補に上がっている中、バイエルンも別の人選をしなければいけない事態となった。

ドイツ『キッカー』によれば、アロンソ監督を逃す形となったバイエルンは、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督の招へいを検討。しかし、バイエルンの上層部は、言語の面で問題があると疑問符をつけている。

デ・ゼルビ監督はイタリア人であり、ほとんどがイタリア語。ドイツ語は全く話すことができないとのことで、英語も得意とは言えない状況だ。

バイエルンとしては、絶対とは言わないまでも、ドイツ語が話せる人物が好ましい状況。その中で浮上したのが、ラルフ・ラングニック監督(65)だ。

かつてはシュツットガルトやハノーファー、シャルケ、ホッフェンハイム、RBライプツィヒとブンデスリーガで監督を務めた経験があり、現在はオーストリア代表を指揮している。

ドイツ人のため当然ドイツ語は話せ、ブンデスリーガでの指揮経験も豊富。有力な候補に上がっているという。

また、フロイント氏とラングニック監督は密接な関係にあり、ザルツブルク時代には一緒に時間を過ごしている。

そのほかには、ジネディーヌ・ジダン氏やドイツ代表を指揮するユリアン・ナーゲルスマン監督の再登板という話もある一方で、アントニオ・コンテ氏、ジョゼ・モウリーニョ氏は候補には入っていないとのこと。いずれにしても、まずはクラブの監督委員会が承認しなければならず、次の候補は慎重に考える必要がありそうだ。

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