ラオス・中国鉄道は更なる輸送量へ

中国国家鉄道グループによると、ラオス・中国鉄道は現在では総数3020万人の乗客と3424万トンの貨物を輸送しており、両方の輸送量を更に増やそうとしている。輸送された貨物の中には780万トン以上の越境商品を含まれており、この鉄道の国際的な黄金チャンネルとしてのますます重要な役割を示していると言われている。ラオス・中国鉄道が2021年12月3日の運行開通以来、ラオスと中国両方の鉄道部門は運行計画を最適化し、鉄道の安全を強化しながら、鉄道輸送力の供給を増加させ、また、乗客量と貨物量の持続的な増加を効果的に推進している。

中国の「一帯一路」発案の一部であるこの鉄道は、沿線の物流・商業・観光や他の様々の産業に有効な発展をもたらしてきた。また、ビエンチャン・サイセタ開発区やボーテン経済特別区などの経済区も更なる発展を得ている。他にも、ラオスの鉄鉱石・キャッサバ粉・ゴムや他の製品などの生産が、鉄道の開通以来大幅に増えているという。現在、ラオス・中国鉄道はラオス・タイ・ベトナム・ミャンマーを含む「一帯一路」12カ国及び中国の主要都市を網羅していて、2900種類を超えるまで増やしてきた越境商品を輸送している。鉄道が建設された以前と比べて、ラオスのビエンチャンと中国昆明の間の、交通を含む物流コストは40~50%減少しており、鉄道沿線地域の経済発展に新たな活力をもたらしてきた。

© HKP