八村塁の強烈ダンクがNBA選定の“トップ10プレー”6位に選出!元ブロック王をかわしての豪快弾にベンチ総立ち<DUNKSHOOT>

現地時間3月29日(日本時間30日、日付は以下同)に行なわれたNBAの試合は12戦。そのなかで、リーグが発表した“この日のトップ10プレー”に、八村塁絡みのプレーが3つもランクインした。

八村が所属するロサンゼルス・レイカーズは29日、敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスでインディアナ・ペイサーズと対戦。90-109で敗れたものの、“日本の至宝”は31分17秒のプレータイムで14得点(フィールドゴール5/10、3ポイント2/4、フリースロー2/2)をマークした。

ダンクや3ポイントなど複数の印象的なパフォーマンスがあったなかで、まず10位に選ばれたのが、第2クォーター残り2分45秒のシーン。トランジションからオースティン・リーブスの絶妙なバックビハインドパスを受け、ボースハンドダンクを叩き込んだ。

続いて9位にも八村関連のプレーが選出。第2クォーター残り30秒、再びリーブスから針穴を通すような鋭いパスを受け、リバースダンクをお見舞いした場面だ。
ただ、このふたつに関してはリーブスの華麗なアシストがランクインしたわけで、八村はいわば“おまけ”のようなもの。しかしながら6位に選ばれたプレーは、正真正銘、八村のハイライトだ。

第2クォーター残り4分20秒、トップ・オブ・ザ・キー付近でリーブスのキックアウトを受けた八村は、ドリブルを2度つきリムアタック。2019、21年と2度もブロック王に輝いたペイサーズの守護神ターナーをかわし、ワンハンドスラムを叩き込んでみせたのだった。

この強烈な一撃に、レイカーズベンチは思わず総立ち。残念ながら勝利には結びつかなかったが、試合のムードを一変させるような八村の活躍が、プレーオフ進出に向けて負けられない戦いが続くレイカーズの“Xファクター”となることは間違いない。

構成●ダンクシュート編集部

© 日本スポーツ企画出版社