群馬・桐生駅でSLまつり 鉄道グッズ販売、新聞紙で「ドーム駅」

子どもたちが楽しんだ「新聞紙ドーム駅」

 JR両毛線での蒸気機関車(SL)「レトロぐんま桐生」の運行に合わせた「SL桐生まつり」が30日、群馬県桐生市の桐生駅で開かれた。家族連れや鉄道ファンが、SLと共にさまざまなイベントを楽しんだ。

 八木節踊りや和太鼓演奏のパフォーマンスが会場を盛り上げ、鉄道グッズや桐生織製品の展示販売やワークショップが行われた。新聞紙を貼り合わせて作った「新聞紙ドーム駅」も設置され、駅内外がにぎやかな雰囲気に包まれた。

 同市の田村和仁ちゃん(5)は「SLがかっこよく、新聞ドームも面白かった」と声を弾ませ、いずれもみどり市の徳井柊さん(15)とエスエム・インティサルアラムさん(15)は「SLならではの重厚感や歴史を感じられた」と感慨深そうだった。

 着物や織物などの特産品を活用して両毛線沿線を盛り上げようと、JR東日本高崎支社が24日に続いて開き、桐生市や各団体が協力した。前橋、伊勢崎両駅でも催しがあった。

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