坂口氏「今年は本当に体が動いている」巨人・岡本の一塁転向は打撃にも好影響あり⁈

◆ “らしさ”全開1号に解説陣もご満悦

巨人は30日、本拠地での阪神戦に5-0で快勝。「4番・一塁」でスタメン出場した岡本和真は本塁打を含む3打数2安打2打点の活躍だった。

岡本は2回、先頭で回ってきた打席で6球目のツーシームを捉えて中安打を放つと、続く4回の第2打席では一死二塁から変化球を冷静に見極め四球を獲得する。

さらに0-0の6回に迎えた第3打席では、走者を一塁に置いた状況から2球目の甘いカットボールを振りぬき、バックスクリーン左へ飛び込む1号2点本塁打をマーク。チームに貴重な先制点をもたらした。

またこの日の岡本は守備でも奮闘。同点の4回の場面で一死一・三塁から打者がスクイズを敢行すると、打球は小さなフライを描く。これに一塁から猛然とチャージしてきた岡本が間一髪でダイビングキャッチし、即座に起き上って飛び出していた三塁走者を刺し、併殺を完成させた。

無安打に終わった開幕戦の悔しさを晴らすような活躍を見せた岡本について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏は「サードよりもファーストの方が守りやすいんでしょうね。動きがいいですもんね、思い切ってね」と好守備を称賛。

また同じく出演した坂口智隆氏も「岡本選手らしい滞空時間の長いホームランですよね。今年は本当に体が動いているんだろうなという感じがします」と先制本塁打に目を細め、一塁転向による負担軽減が攻守に渡って好影響を及ぼしていると分析した。

阿部慎之助監督のもと新たなシーズンを切った新生・巨人軍だが、岡本は監督をまたいで主将を任されているなど特に大きな信頼が寄せられている。2020年以来のリーグ制覇へ向け、各ポジションで世代交代が進む若きチームを背中で引っ張る活躍に今後も注目していきたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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