伊東純也&中村敬斗が共に先発! 敵地で粘ったS・ランスはリヨン相手にドロー【リーグ・アン】

[写真:Getty Images]

リーグ・アン第27節、リヨンvsスタッド・ランスが30日にパルク・オリンピック・リヨンンで行われ、1-1のドローに終わった。なお、ランスのMF伊東純也はフル出場、FW中村敬斗は73分までプレーした。

前節、伊東の鮮烈なゴールによってメスを撃破し、3戦ぶりの白星を挙げた9位のランス。インターナショナルマッチウィーク明け初戦では10位のリヨン相手に連勝を狙った。この一戦では伊東に加え、中村が4試合ぶりにスタメン復帰を果たした。

敵地でボールを握られる入りとなったランスだが、コンパクトな守備でラカゼット、オルバン、シェルキという強力な攻撃陣に仕事を許さない。逆に、カウンターや背後を突いた攻撃から中村、ディアキテと良い形でフィニッシュに繋げていく。

ただ、20分を過ぎた辺りから自陣に押し込まれる場面が増え始めると、[4-2-3-1]から[3-5-2]気味の形に変更。伊東はディアキテと共にやや攻め残る立ち位置を取り、中村は守備時により深い位置まで下がる形に。

粘り強い守備で守勢を耐えるランスだが、37分には伊東の中央突破からカウンターに転じて中村、アキエメと繋いで際どいシーンも創出。全体を押し上げて攻めるリヨンにカウンターの脅威を示した。

リヨンペースもゴールレスで折り返した試合は後半も拮抗した展開が続いていくが、アウェイのランスがファーストチャンスをモノにする。

55分、右CKの場面でキッカーの伊東が右足アウトスウィングの正確なボールを入れると、アブデルハミドがドンピシャのヘディングシュート。これは左ポストを叩いたが、こぼれ球にいち早く反応したオクムが押し込んだ。

良い時間帯に先制したランスだが、ここから一気にギアを上げてきたホームチームの攻勢に晒される。そして、リヨンの2枚替えの直後の65分には途中出場のベンラーマの左クロスを同じく途中出場のヌアマにダイビングヘッドで押し込まれ、同点に追いつかれた。

1-1のイーブンに戻った後は中村がカウンターを起点に良い形を続けて作ったが、決め切れず。73分には守勢の状況を考慮し、中村とアタンガ・エドアを下げてコネ、リシャルドソンを投入した。

後半終盤にかけても守勢を強いられるランスだが、粘り強い守備で何とか耐えると、終盤には伊東の個人技からのチャンスメークやリシャルドソンの見事なミドルシュートでゴールに迫るなど勝ち点3への姿勢も示したが、最終的に1-1のままタイムアップを迎えた。

連勝を逃したランスだが、内容面を鑑みれば敵地でのドローはまずまずの結果となった。

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