富山県魚津市三ケのミラージュランドで、大観覧車のゴンドラ40台をほぼ赤一色に塗り替えるリニューアル工事が進んでいる。30日は、下地塗り段階の白色と本塗装を終えた赤色が交じり、来園者らが今しか見られない“紅白のゴンドラ”を見上げた。
日本海側最大級の高さ66メートルを誇る大観覧車は1991年に営業を開始。今回は4度目の化粧直しで、昨年10月から回転輪や支柱を白色と朱色に塗り直した。
3月に作業が始まったゴンドラは、計13色に分かれていた40台に下塗りを施し、全てが白色になる光景を見られる日もあった。27日から進めている本塗装で39台を赤色に統一し、残る1台は金色になる。
ミラージュランドは今季の営業を始めており、大観覧車は工事が完了する4月中の利用開始を予定している。
事業費は6300万円で、クラウドファンディングなどで市民や企業団体から寄せられた支援金1300万円が活用される。