アラブ系市民が反戦デモ イスラエル「土地の日」

30日、イスラエル北部デールハンナで、「ガザでの戦闘をやめろ」と叫び行進するアラブ系市民ら(共同)

 【デールハンナ共同】イスラエル北部にあるアラブ系市民の町デールハンナで30日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻に抗議するデモがあった。多数の市民が参加し、パレスチナの旗や「戦争をやめろ」と書かれた横断幕を掲げて行進した。

 この日はイスラエルのアラブ系市民やパレスチナ人が「土地の日」と呼ぶ追悼の日。1976年3月30日に、土地強制収用に抗議したデモ隊をイスラエル治安部隊が鎮圧し、アラブ系市民6人を殺害したことにちなむ。

 イスラエル国会議員でアラブ系のアハメド・ティビ氏もデモに参加し「ガザでの虐殺をやめろという声を広める必要がある」と語った。

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