ビクター・ウェンバンヤマが自己最多の40得点で今季初の3連勝に貢献「自分も偉大な活躍をしたい」

サンアントニオ・スパーズは、日本時間3月30日(現地29日)に本拠地フロスト・バンク・センターで行われたニューヨーク・ニックス戦でオーバータイムの末に130-126で勝利し、今季初の3連勝を飾った。昨年11~12月にかけては泥沼の18連敗があったが、18勝目(56敗)となった。

そのなかで、昨年のドラフト全体1位指名のビクター・ウェンバンヤマは、キャリアハイの40得点(フィールドゴール12/22、3ポイント4/9、フリースロー10/12)、20リバウンド、7アシスト、2スティール、1ブロックをマークし、チームの白星に貢献した。ルーキーで40得点、20リバウンド以上を記録したのは、1993年にシャキール・オニール(当時オーランド・マジック)が46得点、21リバウンドをマークして以来となる。

スパーズはニックスのジェイレン・ブランソンに61得点を許したが、『ESPN Stats & Information』によると、40得点、20リバウンド以上の選手と、60得点以上を挙げた選手が1試合で生まれたのはNBA史上2度目で、1961年にエルジン・ベイラー(当時ロサンゼルス・レイカーズ)が63得点、ウィルト・チェンバレン(当時フィラデルフィア・ウォリアーズ/現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が78得点、43リバウンドを記録して以来だという。

『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者は、20歳のウェンバンヤマが「今季、これほど偉大さを目の当たりにしたことはない。自分もそういった活躍をしたい。僕はまだそういった選手の近くにはいないけど、正しい道を進んでいる。近い将来、そこに辿り着くつもりだ」と語ったことを伝えている。

今季はここまで65試合に出場して平均21.0得点、10.5リバウンド(リーグ12位)、3.6アシスト、1.2スティール、3.4ブロック(同1位)の成績を残しているウェンバンヤマ。20歳の若武者が今後のNBAを背負っていくのは間違いない。

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