只見線リレーマラソン 38人たすきつなぐ JR只見駅から会津若松駅まで魅力再確認

只見駅の駅舎をバックにスタートするランナー

 JR只見駅(福島県只見町)と会津若松駅(会津若松市)までの只見線28駅27区間(102.5キロ)をたすきでつなぐ「只見線リレーマラソン」が30日、初めて開かれた。ランナー38人が景色を楽しみながら走り、地域の魅力を再確認した。

 マラソン愛好家でつくる只見ランナーズが只見線を応援しようと企画した。今回は参加者を公募せず、只見ランナーズと金山ランニングクラブのメンバーが中心となり、たすきをつないだ。今後は集客力のある催しに育て、沿線活性化につなげたい考えだ。

 スタートの只見駅には地域住民ら約50人が詰めかけた。第一走者の川野天馬さん(15)=金山中3年=は「若い力で地域を盛り上げられるよう頑張りたい」と意気込みを語った。駅前旅館只見荘の女将(おかみ)目黒ゆかりさん(57)は「地域が活性化する催し。今後も継続してほしい」と期待を込めた。

 発案者で市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)の只見町チーム監督を務める目黒英樹さん(53)は「只見線を応援してくれている人がたくさんいる。その人たちに応えるため、元気を発信し続けたい」と話した。

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