【ガーデニングQ&A】一年草のお悩みを解決!植え替えタイミング、長持ちさせるコツなどを解説します

育てやすくて花期が長い一年草おすすめ4選&こっそり教える「一年草ガーデニングの極意」

発芽して1年以内に枯れてしまう一年草。短い生育サイクルの中でできるだけ多くの種を作るため、花が長い期間繰り返して咲き続けます。

今回は一年草によくあるお悩みをQ&A形式で解決。育てやすく花期が長い一年草も、参考価格とともにご紹介します。

華やかな花色が多く、花壇だけでなく寄せ植えでも大活躍。そんな一年草ガーデニングの極意を最後にお伝えしましょう。

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この記事でお伝えする「一年草ガーデニング」にまつわるあれこれ

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一年草にまつわるQ&A

  • Q1:花をできるだけ長い期間咲かせるコツは?
  • Q2:一般的な品種ばかりで珍しい品種がないのでは?
  • Q3:一年草と二年草はどう違うの?
  • Q4:枯れたら必ず抜くほうがいいの?
  • Q5:採った種はどのように管理するといいの?

育てやすくて花期が長い一年草おすすめ4選

  • アンゲロニア
  • マリーゴールド
  • インパチェンス
  • ニチニチソウ

【Q&A】一年草の花や品種、育て方にまつわるQ&A

Q1:花をできるだけ長い期間咲かせるコツは?

A1:花ガラをこまめに摘み取りましょう

一年草は短い一生の中で、後継者となる種を作るという宿命を背負っています。なかには半年近く繰り返して花を咲かせて、せっせと種づくりにはげむ品種も。

咲き終わった花ガラを摘み取ると種ができないため、「もっと花を咲かせなきゃ!」とがんばって長い期間咲き続けてくれるというわけです。

また花ガラを放置しておくと腐って病原菌が発生しやすくなるので、枯れた花はできるだけ早く取り除きましょう。

Q2:一般的な品種ばかりで珍しい品種がないのでは?

A2:品種改良でレアな新品種もつぎつぎ登場しています

一年草は昔からなじみ深いとは言え、目新しさがなくてつまらない…と思う方もいるでしょう。色合いも華やか過ぎて、流行りのナチュラルガーデンには不向きかもしれません。

そこで注目したいのが近年の品種改良技術。育苗家の努力によって、おなじみの品種にも毎年のように新品種やニュアンスカラーの花が登場しています。

近くの園芸店には並ばないようなレア品種は、ネットでも購入可能なのでチェックしてみましょう。

Q3:一年草と二年草はどう違うの?

A3:一年草は種をまいた年に開花しますが、二年草はその翌年に開花します

その名のとおり一年草のライフサイクルは1年以内、二年草は2年以内で枯れてしまいます。種をまいてすぐに花を楽しみたいときは一年草がおすすめ。

さらにもう少し詳しく説明すると、海外と日本では夏や冬の気温が違いすぎるため、海外原産の品種が日本では一年草や二年草扱いとされていることもあります。

多年草を買ったのに1年で枯れてしまった…というときは、「気候が合わなかったんだな」と許してあげましょうね。

Q4:枯れたら必ず抜くほうがいいの?

A4:茶色く変色してきたら早めに抜きましょう

枯れた株は地面に倒れて腐りやすくなるので、早めに取り除きましょう。苗を引き抜くときは地上部だけでなく、地中に伸びている根も忘れずに。

土が硬くなっていることもあるので、株をすべて取り出した後はしっかりと耕して、フカフカの土壌にしておきます。

Q5:採った種はどのように管理するといいの?

A5:よく乾燥させたあとは、冷暗所でまき時まで保管しましょう

さやが黄色く変色してパンパンにふくらんできたときが、種を採取するタイミング。日光にしばらく当ててよく乾燥したら、封筒や紙袋に入れて植物名を記入し、密閉容器の中で保管します。

低温で乾燥した環境が好ましいので、冷蔵庫の野菜室などに入れておくのがおすすめです。

ユニークで繊細な花姿のニゲラ。まだまだあります!育てやすくて花期が長い一年草「おすすめ」も次で紹介していきます

次では、育てやすくて花期が長い、ガーデニング初心者にもおすすめの一年草をイッキに紹介!最後に「一年草ガーデニングの極意」をお伝えします。 読み終わったら、園芸店やホームセンターでお気に入りの花苗を探しにいってみませんか?

【一年草ガーデニング】育てやすくて花期が長い一年草おすすめ4選

アンゲロニア

アンゲロニア

茎が直立して長い穂花が涼しげなアンゲロニア。背丈が比較的高めなので、花壇の後方や寄せ植えの主役に最適です。

※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)

マリーゴールド

マリーゴールド

マリーゴールドはオレンジや黄色の明るい花色が鮮やか。高温や乾燥に強く、水やりの手間もかかりません。独特の香りがあり、虫が寄って来にくいのもうれしいところです。

※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

インパチェンス

インパチェンス

初夏から秋にかけて咲き続けるインパチェンス。耐陰性があるのでやや日陰になるような場所でも育てられます。ミニバラのような八重咲きもキレイです。

※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

ニチニチソウ

ニチニチソウ

ニチニチソウは一日限りの花がつぎつぎと開花。咲き終わった花は自ら落下するので、花ガラ摘みの手間が省けます。日当たりのよい場所で育てましょう。

※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

「一年草ガーデニングの極意」こっそり教えます

カラフル一年草ガーデニングを楽しもう!

一年草は品種や花色が多く値段も比較的リーズナブルなので、花壇だけでなく寄せ植えでも人気。半年近く咲き続ける品種を選べば、植え替えの手間も年に1~2回程度で済みます。

少し慣れてきたら種まきから育ててみるのもおすすめ。土の中から双葉が伸びてくるのがとてもかわいらしくて、さらに愛着が増しますよ。

一年草は誰が育てても1年以内には枯れてしまうので、とくに初心者にとってハードルが低め。発芽から枯れるまで、さまざまな花のお手入れ方法を経験するチャンスと考えるとよいでしょう。

お好みの一年草で色とりどりの花壇を満喫してくださいね。

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