中国農村部男性の結婚難、専門家「国際結婚の開放を検討すべき」―中国メディア

中国メディアの中新経緯によると、中国の農村部で結婚適齢期を過ぎても未婚の男性が多い問題について、専門家は「国際結婚の開放を検討すべき」との考えを示した。写真は江蘇省連雲港市のお見合いイベント。

中国メディアの中新経緯によると、中国の農村部で結婚適齢期を過ぎても未婚の男性が多い問題について、専門家は「国際結婚の開放を検討すべき」との考えを示した。

記事によると、華中師範大学中国農村研究院は調査研究報告書で、一部の農村部でこの問題がますます深刻化し、「家庭建設」と「末端の社会の安定」の双方に衝撃を与えていると指摘した。

アモイ大学経済学部の丁長発(ディン・チャンファー)准教授は、その原因の一つとして「経済・社会の発展により、農村部から大量の青年・壮年男女が大都市に出稼ぎに行き、女性は結婚などさまざまな理由でその都市にとどまる。2020年に実施された国政調査によると、中国の男性人口は女性より3490万人多い。他の問題として、結納がある。ある調査によると、一部の農村部では、結納が、家や車を含めて50万~60万元(約1050万~1260万円)になる場合もある。それに対し、昨年の全国農村部住民1人当たり可処分所得は2万元(約42万円)余りだ」と指摘した。

その上で、「最も重要なのは、国際結婚を開放できるかどうかだ」との考えを示し、「国内の多くの青年が、ロシアやカンボジア、ベトナム、パキスタンなどに出向いて海外の結婚適齢期の女性を国内に引き入れている」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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