いちめんのなのはな…17万平方メートル埋めつくす 富士見の菜の花、今が見頃 4月7日まで無料摘み取りも

見頃を迎えた菜の花=埼玉県富士見市東大久保

 埼玉県富士見市東大久保の田んぼで見頃を迎えた菜の花が約17万平方メートルの敷地一面を埋め尽くし、目の覚めるような黄色のじゅうたんが市民らを楽しませている。

 地元の農家が環境に優しい稲作の肥料として植栽しており、4月7日まで、菜の花摘みを無料で開放している。

 東大久保のびん沼自然公園駐車場から徒歩数分のびん沼川沿いの田んぼ。4月7日には市民らで組織した実行委員会が「菜の花フェスタ」を開催。ちんどん屋が参加し、地元で採れた野菜やお米などを販売するほか、農耕機の試乗や大型熱気球の係留フライト(有料)が体験できる。

 ふじみ野市から車で田んぼを訪れた男性(82)は、「朝のウオーキングのコースで、毎年この時期は田んぼ一面が黄色に染まる。近所の人たちに菜の花をプレゼントすると喜んでくれる」と顔をほころばせていた。

 問い合わせは、同市農業振興課(電話049.257.6987)へ。

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