南相馬市社会福祉協議会は27日、イノシシなどの有害獣対策として秋田県から寄贈された秋田犬の大馬(だいま)を小高区福祉サービスセンター一日所長に任命した。大馬は住民らと共に同市小高区の中心部で見回りなどを行い、参加者の心を癒やした。
「大馬一日所長とおだかのまち散歩」と銘打ったイベントで、昨年に引き続き2回目。グレートピレニーズの純も「秘書」として参加し、住民らと小高川沿いなどを巡った。参加者はごみ拾いをしながら交流したほか、防災マップ作成に向け、危険箇所や避難経路などを確認した。
春の陽気に大馬は横になったり、純とじゃれ合ったりしていたが、愛らしい表情で愛嬌(あいきょう)を振りまき、同センターの青田敏所長は「素晴らしい働きぶりだ」と目を細めた。