ポケモン“見”えるかな?! 新1年生を守り60年の交通安全ワッペン 今年は特別に「ピカチュウ」もデザイン

交通安全ワッペンを付けてもらい、喜ぶ新小学1年生=27日午後、草加市役所

 4月から小学校の新1年生になる児童の安全な登下校を願い、埼玉県草加市役所で27日、交通安全ワッペンの贈呈式が行われた。

 贈呈したのは、みずほ銀行草加支店、損害保険ジャパン埼玉中央支店、明治安田生命保険埼玉東支社、第一生命保険埼玉東部支社の4社。ワッペンの寄贈は1965年から4社が毎年行っており、今年で60年目を迎えた。これまで市内の新小学1年生14万6513人にワッペンを届けてきた。本年度は1746個を寄贈した。

 ワッペンは黄色のビニール製でおよそ縦7センチ、横5.5センチ。横断歩道の標識が印刷され、今年は60周年を記念してアニメキャラクター「ピカチュウ」が特別にデザインされた。

 贈呈式には市内の新1年生を代表して、市立川柳小学校に入学する児童6人が参加した。

 山川百合子市長は「60年にわたり、子どもたちの安心安全な通学のために寄贈していただき感謝」と述べ、「皆さんの命を守るワッペン。車に気を付けて4月から元気に通学してください」と新1年生に呼びかけた。

 山川市長らから肩にワッペンを付けてもらった新1年生は笑顔を見せ、4月からの小学校生活に期待を膨らませた。

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