サンド出現率“爆上がり” 4月1日から「ポケモンGO」に県公式観光ルート

ポケモンGOに、鳥取県の新たな魅力が詰め込まれた公式10ルートが登場する©Pokémon/Nintendo/CR/GF

 鳥取県は4月1日から来年2月10日までの間、スマートフォン向け位置ゲーム「ポケモンGO」内に、県公式観光ルート「鳥取サンド巡(めぐ)ルート」を開設する。ゲーム上の特典のほか、ルートの攻略によるプレゼントを用意。ゲームを通じた県外プレーヤーの誘客や地域の再発見につなげる。

 ルートは、県が誘客に注力する鳥取砂丘西側を歩く「鳥取砂丘ルート」(鳥取市)や、2025年3月の開館を控え工事がほぼ完了した県立美術館周辺を巡る「県立美術館ルート」(倉吉市)、今年の干支(えと)の龍の彫刻で有名な「神崎神社ルート」(琴浦町)など県内の一押し観光地を含む10ルートを設定した。いずれも500~1500メートル程度。ゲームアプリの画面上にルートが表示される。

 ルート上では県の“推しキャラ”で、とっとりふるさと大使に任命されている「サンド」の出現率が上がる。実際にルートを歩いた県広報課職員は「以前はほとんど遭遇しなかったサンドがおなかいっぱいになるくらい現れた」と笑う。

 1ルート以上のクリアでもれなくスマホ用のオリジナル壁紙がもらえるほか、抽選で旅行券やオリジナルノート、カードケースが当たる。応募方法は特設サイトで確認できる。

 取り組みは、県と株式会社ポケモンが協力して地域の魅力を発信する取り組み「ポケモンローカルActs」の一環。都道府県の公式ルート設定は全国初という。同課は「鳥取県のおすすめスポットばかりなので、2度3度(サンド)訪れて全ルートを楽しんでいただきたい」と利用を呼びかけている。

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