30年分の感動、熱気こもった逸品…さいたま芸術劇場、席番プレートと舞台床材でオリジナルグッズ抽選販売へ

開館30年を記念したオリジナルグッズのコースター(左)とキーホルダーをPRする彩の国さいたま芸術劇場の近藤良平芸術監督

 彩の国さいたま芸術劇場(埼玉県さいたま市中央区)は開館30周年を記念し、オリジナルグッズを販売する。

 第1弾は、大規模改修工事(2022年10月~24年2月末)に伴って出た大ホールの廃材を再利用した「席番プレートキーホルダー」(4500円)と、「舞台床材コースター」(700円)の2種類。数量限定のため、4月1~17日に申し込み、抽選で販売する。

 革製キーホルダー(横8センチ、縦2.7センチ)は客席の金属製席番プレートを飾りに使っている。コースター(直径8センチ、厚さ8ミリ)は、大ホールの舞台床材(ヒノキ)を円形に加工し、劇場のロゴを刻印した。数々のアーティストや観客によってできた傷や汚れも特徴で、独特の風合いを楽しんでほしいという。

 担当者は「シェークスピア劇や世界的ダンサーによる公演など多くの名作が生まれた大ホール。30年の歴史が刻まれた商品で、劇場を身近に感じてほしい」と話した。申し込みは、同劇場開館30周年記念特設サイトから。    問い合わせは、同劇場(電話048.858.5500)へ。

舞台床材を再利用したコースター。それぞれに異なる傷や木目がある(彩の国さいたま芸術劇場提供)

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