米沢蓮、不運もあり勢い乗れず ゴルフ東建ホームメイト・カップ

第2ラウンド最終ホールでバーディーパットを沈め、キャディーとグータッチする米沢蓮

 ゴルフの東建ホームメイト・カップ第3日(30日・三重県東建多度CC名古屋=7069ヤード、パー71)降雨の影響で3日目にずれ込んだ第2ラウンドで、米沢蓮はスコアを三つ伸ばし、34位で予選通過した。対照的に午後からの第3ラウンドはショットが直接ピンに当たる不運もあり、スコアを一つ落とした。

 第2ラウンドは、要所を締めて5バーディーを奪った。初日も苦戦した6番と12番でボギー。パットがカップをかすめて天を仰ぐ場面もあったが、最終9番ホールで約4メートルのバーディーパットを沈めると、ガッツポーズ。「(入らなかった距離が)やっと入った」と笑顔を見せた。

 第3ラウンドは、4ホール目の13番で約7メートルのバーディーパットをねじ込んだ。大勢のギャラリーが見守る中でのプレー。良い流れは持続したかのように見えたが、ショットがピンに当たってはじかれ、ボギーになる場面もあった。34ホールを消化した長い1日を終え「いいプレーもあるが、今週はついてない」と少し疲れた表情だった。

 昨年のフジサンケイ・クラシック以来、2度目のコンビを組む木村憲仁キャディーは「フラストレーションがたまる展開でも、二人で楽しく会話して、気持ちのコントロールはできている」と支える。最終日、運を引き寄せるきっかけがほしい。

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