ラツィオ鎌田、新体制で好転なるか「私が望むスタイルに適している」トゥドール新監督でユヴェントスに勝利

写真:約3カ月ぶりに先発出場をした鎌田大地

マウリツィオ・サッリ氏が辞任し、イゴール・トゥドール新監督の下で新たなスタートを切ったラツィオがユヴェントスに勝利し、上々のデビューを飾った。

現地時間3月30日、セリエA第30節ラツィオ vs ユヴェントスの一戦が行われた。サッリ体制時は4-3-3のシステムを採用していたが、トゥドール新監督は3-4-2-1にシステムを変更。鎌田大地はスタメン出場し、ダニーロ・カタルディとともにボランチを担い、80分までプレーをした。

後半アディショナルタイムのアダム・マルシッチの得点で1-0と劇的な勝利を飾ったラツィオ。トゥドール監督は「これが私の望んでいた最高のデビューだ」と語り、次のように試合を振り返った。

「このように勝つことができて素晴らしいし、これ以上いいスタートはできない。選手たちが試合を読み取り、いいスタートを切れたことを嬉しく思う」

1月7日に行われたウディネーゼ戦以来、スタメン出場のなかった鎌田大地が先発の座を掴むと、途中交代する80分まで精力的にピッチを駆け回った。DFラインから積極的にボールを引き取りビルドアップに参加し、カタルディとともに攻撃の舵取り役を担うと、守備でもボディコンタクトをいとわず、献身的なプレーでチームに貢献した。

サッリ体制で序列を下げていた鎌田だったが、新体制下では序列の変化もありそうだ。トゥドール監督は鎌田の今後のさらなる活躍に期待しているようで、以下のように語った。

「重要な試合をした。彼の特徴は私が望むスタイルに適していると思う。彼は戦術的にとても賢く、プレッシャーにさらされてもそれに耐えることができる。時間をかけてレンガを積むように、私たちは少しずつ成長することができると思う」

ユヴェントスに勝利したラツィオは勝ち点を“46”に伸ばし、暫定で7位に浮上した。ラツィオは現地時間4月2日、コッパ・イタリア準決勝1stレグで再びユヴェントとの試合を予定している。

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