発電×農業 CO2削減 西条農高生が環境大臣賞 太陽光パネル下の休耕地で青パパイア栽培

青パパイア栽培の研究で環境大臣賞を受賞した西条農業高の研究班

 愛媛県西条農業高校の食農科学科研究班が取り組む、青パパイアを太陽光パネルの下で栽培するソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の研究が、「脱炭素チャレンジカップ2024」(実行委員会主催)学生部門で最優秀に当たる環境大臣賞を受賞した。発電と農産物栽培を両立させ、二酸化炭素(CO2)の排出量削減につなげた点が評価された。

 同校は2019年から青パパイアの栽培を手がけ、品種の光合成特性についても研究。太陽光パネル下での栽培は可能と判断した。近隣農家と連携して計約2千平方メートルの休耕地にパネルを設置し、23年度から取り組みを始めた。

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