「スリーが酷いものだった」ショット大乱調でペイサーズに完敗を喫したレイカーズ。レブロンは気を引き締め「言い訳は通用しない」<DUNKSHOOT>

現地時間3月29日(日本時間30日)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスでインディアナ・ペイサーズと対戦するも、90-109で完敗を喫し連勝が5でストップした。

この日、レイカーズの敗因となったのは、5/30(成功率16.7%)と大乱調だった3ポイントだろう。月間平均で昨年11月以降は成功率35.1%超え、12月以降に限ればいずれも38.3%を上回っていて、3月に至っては42.8%の高精度を誇っていたのだが、この日は1月3日のマイアミ・ヒート戦(4/30で13.3%)以来初の20%未満に終わってしまった。

「オフェンスで、俺たちはうまくできなかった。もちろん、スリーは酷いものだった。この数か月、俺たちはアウトサイドからすごくいいシュートをしてきたんだ。ただ今夜に限ってはそうじゃなかった」

そう語ったのは大黒柱レブロン・ジェームズ。加えて16本のターンオーバーから相手に16得点も許してしまったが、レブロンは「言い訳はしない」と気を引き締め、前を向いていた。
「フォーカスしなきゃいけないし、乗り越えていかなきゃならない。4日間で3戦なのは理解している。だが言い訳は通用しないんだ。珍しい、あるいは(相手に)強いられたターンオーバーであろうと言い訳にはできない」

この敗戦で、レイカーズの今季成績はウエスタン・カンファレンス9位の41勝33敗(勝率55.4%)。残りは8試合、プレーオフへ自動的に出場できる6位のダラス・マーベリックス(44勝29敗/勝率60.3%)との3.5ゲーム差を挽回するのは厳しいと言わざるを得ない。

ただ、8位サクラメント・キングス(42勝31敗/勝率57.5%)とは1.5ゲーム差で、抜く可能性は十分に残されている。第7、8シードをかけた一発勝負のプレーイン・トーナメントで、ポストシーズン出場権を獲得できるチャンスが2度与えられる7位または8位へ浮上するべく、今後も負けられない戦いが続きそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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