森永製菓の社員ら伊万里で植樹 新社屋で木材使用のお返し

杉の苗を植樹する参加者=伊万里市二里町

 伊万里市二里町の山林で28日、森永製菓(東京都)の社員らが杉の苗を植樹した。今月完成した新本社ビルに創業者森永太一郎(1865~1937年)の出身地である伊万里産の木材を使ったことから、お返しの意味を込めて企画した。

 同社と社屋の建設に関わった会社の社員約30人が参加した。雨の中、地元の林業従事者のアドバイスを受けながら、斜面に杉の苗約100本を植えた。

 新社屋は地上7階、地下1階の総床面積約1万5600平方メートル。ピロティ(半屋外空間)の軒天井やエントランスの壁などに、伊万里市の腰岳で育った杉約200本分の木材を用いた。(青木宏文)

サガンスギの苗を植樹する参加者=伊万里市二里町
サガンスギの苗を植樹する参加者=伊万里市二里町

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