子どもの成長願い 記録する場所に 身長計の石碑「たけくらべ」奉安 長崎・諫早神社

設置された石碑「たけくらべ」=諫早神社

 長崎県諫早市宇都町の諫早神社境内に、子どもたちの健やかな成長と地域繁栄を願い、身長計が彫られた石碑「たけくらべ」が奉安され、建立場所で除幕式があった。
 元県議会議長、八江利春さん(84)=長野町=が寄贈し、最長215センチ、幅60センチ、厚さ14センチの御影石。七五三や初詣など人生や年の節目に親子で記念撮影ができるよう、周囲も整地した。
 石碑は上端が斜めになっているデザインで、竹を割った時の形を表現。同神社によると、竹は丈夫で成長が早いことから生命力、成長、子孫繁栄、長寿の象徴とされ、神社にとっても門松など欠かせない存在という。
 21日、関係者と除幕した八江さんは「参拝に訪れる多くの人にとって子どもたちの成長を願い、その成長を記録する場所になってくれればうれしい。人の成長は古里の成長、発展にもつながる」と話した。

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