”韓国のイチロー”イ・ジョンフがMLB初HR 開幕から3戦連続安打、父は元中日

● パドレス 6 - 9 ジャイアンツ ○
<現地時間3月30日 ペトコ・パーク>

韓国・キウムからサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍したイ・ジョンフ(李政厚)外野手(25)が30日(日本時間31日)、敵地でのパドレス戦に「1番・中堅」でフル出場。8回の第4打席にメジャー初アーチとなる右越えソロを放った。

2点リードで迎えた8回の第4打席、一死無走者でパドレスの3番手左腕・コスグローブと対戦。3球目の甘く入ったスイーパーを振り抜いた打球は、右翼席に着弾するソロ本塁打となった。飛距離406フィート(約124メートル)、打球速度104.4マイル(約168キロ)のメジャー初アーチ。5回の第3打席では右犠飛を放ち、この日は4打数1安打2打点。メジャーデビューから3試合連続安打&打点とし、ここまで打率.333、OPS.869をマークしている。

父は日本の中日ドラゴンズでも活躍したイ・ジョンボム(李鍾範)氏。この日は観客席で観戦しており、息子の初アーチに歓喜する映像が映し出された。

イ・ジョンフは韓国リーグで通算打率.340を残し、ポスティングシステムを利用しジャイアンツと6年総額1億1300万ドル(約170億円)で契約。幼少期からイチロー氏に憧れており、キウム時代に続きジャイアンツでも「51」を背負っている。

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