岩手県産酒米を自作曲でPR 登堂さん、県酒造組合にCD贈る

県産の酒米をPRする曲を作詞作曲した登堂かほるさん(右)。田口友善さん(中央)らとお披露目した

 音楽活動をしている岩手県職員登堂(とうどう)かほるさん(64)=盛岡市=は、県オリジナル品種の酒米をPRする曲を作詞作曲し、県酒造組合にCDを寄贈した。県産米で造った日本酒の消費拡大へ、活用を期待する。

 2曲を制作し、このうち「新・俵積み唄(酒米の唄)」は、民謡をロック調にアレンジし、県産の酒米「ぎんおとめ」「結の香」「吟ぎんが」の名前を歌詞にちりばめた。

 もう一つの「いわて純情米ワルツ」は、ひとめぼれした女性に対する恋模様のストーリーが見える曲。「春の陽ざしを浴びながら 笑顔で手を振る『ぎんおとめ』」など、歌詞に酒米の名前を交えて表現した。

 県庁で27日、歌を担当したシンガー・ソングライターの田口友善さん(72)=盛岡市、バイオリン演奏の高原直人さん(66)=同=と共に発表した。登堂さんは「熱い思いを結集して作った曲。岩手のお酒の消費拡大につながればいい」と思いを込めた。

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