大田原の新酒、飲み比べ 5年ぶりに「市三つ蔵新酒発表会」 ファンら250人が堪能

各蔵元の日本酒を堪能する参加者

 【大田原】市の地酒や特産品をPRする「市三つ蔵新酒発表会」が26日夜、中田原の勝田屋記念会館で5年ぶりに開かれ、商工関係者や日本酒ファンら約250人が各蔵元の新酒を堪能した。

 県内有数の「地酒のまち」をアピールし、地酒の普及や観光振興につなげる狙い。市内の酒造会社などでつくる「市の地酒とまちおこし研究会」が市と共催した。

 会場には菊の里酒造(片府田(かたふた))、天鷹酒造(蛭畑)、渡辺酒造(須佐木)の市内3蔵元のブースが設けられ、それぞれ日本酒が5種類ずつ用意された。来場者はおちょこを手に各ブースを回り、日本酒の「大那」「天鷹」「旭興(きょくこう)」などを堪能。大田原ブランドの食材をふんだんに使った弁当も用意され、市特産トウガラシ「栃木三鷹」を使った「さんたからあげ」や「那須御養卵」などをさかなに、飲み比べを楽しんだ。

 同会会長を務める菊の里酒造の阿久津信(あくつまこと)社長(49)は「新型コロナ禍で開催できていなかったが、久しぶりに来場者の笑顔を直接見られて良かった。三つ蔵が一体となって今後も盛り上げていきたい」と話した。

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