「攻撃の完成形」浦和の連動性をOBの元日本代表FWが称賛!「完璧につながっている」

浦和レッズなどで活躍した元日本代表FWの李忠成氏が3月30日、テレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。浦和が同日のJ1第5節・アビスパ福岡戦(2-1)で披露した攻撃に言及した。

李氏が注目したのが89分のシーンだ。サミュエル・グスタフソンの縦パスを受けた中島翔哉の前進は相手DFに阻まれたが、こぼれ球を渡邊凌磨が収めて左SBの大畑歩夢に展開。大畑の折り返しを岩尾憲がワンタッチでつなぎ、中島がシュートを放った。これは惜しくも相手GKの好セーブに防がれたものの、決定機を作り出した。

この場面を、李氏は「攻撃の完成形」として評価。4-3-3のアンカーでスタメンだったグスタフソンと、インサイドハーフの岩尾、同ポジションだった伊藤敦樹に代わって77分に投入されていた中島の“3ボランチ”がポイントだという。

【動画】李忠成が称賛!浦和の鮮やかな攻撃
「3ボランチが前半は、そこまで機能してなかったと見えたけど、後半は特に中島選手が高い位置でボールを持っている。そして、サイドバックもしっかり上がって厚みのある攻撃。(大畑の折り返しは)パスミスになってしまったけど、もう片方のボランチの選手(岩尾)がパスを出して、中島選手がシュートを打っている。3ボランチが完璧につながっている。そこが見えたので、完成形なのではないか」

8位に浮上した浦和は次戦、4月3日に国立競技場でFC東京と相まみえる。このいい流れに乗っていけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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