大谷、絶好機で凡フライ 敗戦の最後の打者に

 30日の米大リーグ、ドジャースはカージナルスに5―6で敗れた。1点を追う延長十回2死満塁。ドジャースの大谷は絶好機で平凡なフライを遊撃に打ち上げ、顔をゆがめてうつむいた。主力としての役目を果たせず、最後の打者となり「自分の中では捉えたつもりだった。タイミングと距離の問題」と悔しさを押し殺しながら言った。

 2ボール1ストライクから。真ん中付近、打ちごろの速球に明らかに力んだ。体が開き、手打ちのようなスイングで捉え損ねた。「まずは同点にして、つなぐことが大事だった」と反省した。

 安打は一回の1本で、5回無失点と好投した先発山本をもり立てられなかった。

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