福島県いわき市消防本部は1日から、119番通報にスマートフォンで撮影した動画を取り入れる「Live119映像システム」の運用を始める。導入は福島市、郡山地方広域の両消防本部に続いて県内3例目。県内では初めてドローンによる映像も活用する。
通信司令員が、急病や災害などの発生時に現場の詳しい状況の把握を必要と判断した場合に協力を求める。
通報者には通信指令室からスマートフォンのショートメールに専用URLを送る。URLをクリックするとシステムにつながり、現場の映像を通信司令員と共有できる。また、司令員が心臓マッサージや止血方法などを解説した動画を通報者に送ることができる。
救急車が現場に到着するまでの時間は変わらない。到着までの時間を活用して適切な応急処置を促す。
（いわき版）
