和歌山の工場でも原料出荷 小林製薬が説明を修正

 「紅こうじ」を使ったサプリメントによる健康被害を巡り、小林製薬は31日、和歌山県にある子会社の工場でも1月以降に原料を出荷していたと明らかにした。これまでは和歌山からは出荷していないと説明していたが、修正した。

 小林製薬広報部によると、和歌山県の工場には、12月に閉鎖した大阪工場の設備や従業員が移った。和歌山からの詳しい出荷状況は明らかにせず「今は原料を出荷していない」とした。

 健康被害の原因の可能性がある「プベルル酸」は大阪工場で昨年4~10月に製造された原料に含まれていたとされる。

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