兵庫・高砂市長選、現職と新人2人の争いに 4月7日投開票

高砂市役所の本庁舎=高砂市荒井町千鳥1(高砂市提供、小型無人機で撮影)

 任期満了に伴う兵庫県高砂市長選が31日告示され、無所属新人で元市職員の石本玲子氏(47)、2期目を目指す無所属現職の都倉達殊氏(64)、日本維新の会新人で元市議の赤井浩康氏(65)の3人が立候補した。投開票は4月7日。

 沿岸部の企業進出で発展してきた同市だが、人口は1995年の約9万8千人をピークに減少し、現在は約8万7千人。選挙戦では出生数や流入人口の増加策をはじめ、医師不足や老朽化が課題となっている高砂市民病院の今後、山陽電鉄高砂駅前にあった大型商業施設「サンモール高砂」の跡地利用などが争点になる。

 石本氏は持続可能な市民病院を目指して市民と対話するとしている。都倉氏は前市長時代からの大型工事やJR曽根駅周辺の整備など実績を強調。赤井氏は地域の核になる場所を目指し、同施設の跡地活用を重視する。(中川 恵)

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