J2最下位転落の徳島が吉田達磨監督を解任 「単に私の力不足によるもの」

[写真:©︎J.LEAGUE]

徳島ヴォルティスは31日、吉田達磨監督(49)の解任を発表した。吉田監督は31日付けでの解任で、後任は決まり次第の発表となる。

2021年以来のJ1リーグ復帰を目指す徳島だが、今季のJ2リーグ開幕から1勝1分け5敗。今週末の第7節では未勝利続くザスパ群馬に0-1で今季初白星を献上し、最下位に転落した。

吉田氏は柏レイソルや、アルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府、シンガポール代表を率いた過去。2022年に復帰した甲府では天皇杯優勝に導いたが、J2リーグでの不振から1年で退任した。

徳島では昨年8月にベニャート・ラバイン前監督の後任として指揮を執り、J2リーグ15位での残留に貢献。今季が指揮2年目だったが、手腕振るわず、解任の運びとなった。

クラブを通じて「徳島ヴォルティスに関わる全ての皆様へ。日頃よりクラブとチームを支え、応援していただきありがとうございます」とし、退任の挨拶をした。

「私、吉田達磨はこの度、皆様の徳島ヴォルティスを離れることとなりました。昨年8月に監督に就任してから今日までの間、いつも支えていただきありがとうございました。選手たちは皆様に勝利を届けようと必死に戦ってくれました」

「しかしながら、チームの結果に繋げることができなかったのは、単に私の力不足によるものです。残り31試合、皆様のサポートと共にチームが上昇して行くことを心より願っております。これまで本当にありがとうございました」

また、強化本部長の岡田明彦氏(49)も31日付けで辞任。徳島では1997年のアシスタントコーチ就任から様々な役職で携わるなか、離れることになり、コメントしている。

「日頃より、応援してくださるファン・サポーター、スポンサーの皆様、現状のトップチームの成績につきましては、ご心配をおかけして、大変申し訳ございません。現状の成績不振の責任をとって、職を辞することを決め、クラブの了承を得ました」

「大塚製薬サッカー部から徳島ヴォルティスになり、この仕事に携わる中で、未熟な自分が長くこの仕事を続けられたのも、多くの皆様の支えと応援があったからこそだと思っております。27年間、このクラブを通じて携わってくださった多くの方々、応援してくださる皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」

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