茨城・水戸で桜開花 昨年より11日遅く 日立でも開花【更新】

ほころび始めた県立図書館近くの桜=31日午後2時29分、水戸市三の丸

水戸地方気象台は31日、茨城県水戸市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。観測史上最も早かった昨年より11日遅く、平年並みの開花となった。1週間ほどで満開になる見込み。

気象台の敷地内にある標本木の桜で、10輪ほどが咲いているのを職員が確認した。気象台によると、2月まで暖かい日が続いたものの、3月に入ってから平年より気温の低かった日もあり、平年並みの開花となったとみられる。

同市三の丸の県立図書館近くでは、通りかかった家族連れらが、ほころび始めた桜を見上げていた。同県日立市、公務員、片平雅俊さん(62)は「桜が咲くと春が来たと実感する。新型コロナウイルスが5類に移行してから初めての桜。花見も楽しみたい」と話した。

日立市の平和通りとかみね公園でも同日、桜が開花した。市天気相談所の職員が確認した。昨年より10日遅い開花という。

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