「修正能力たかすぎ」「さすが日本のエース」山本由伸の快投に称賛の嵐…前回の “不安” 払拭も初勝利はお預け

本拠地初登板で5回無失点と快投した山本由伸(写真・アフロ)

ドジャースの山本由伸が完璧な投球を見せた。3月30日(日本時間31日)、本拠地ドジャースタジアムでのカージナルス戦に先発。初回はいきなり三者連続三振に切って取った。その後もゼロで抑え、5回無失点5奪三振で降板した。

4回終了後、雨のため試合は35分間中断したが、山本は続投。5回表は2塁にランナーを背負うも見事にピンチを凌いだ。裏の攻撃でチームは点を奪い、山本に勝利投手の権利が舞い込んだものの試合に敗れ、山本の初勝利はお預けとなった。

山本のナイスピッチングを受け、Xでは「山本由伸」がトレンド1位に。

《最幸の最高の立ち上がり!さすが日本のエース!修正能力たかすぎ》

《別人の様やね〜》

《ついに全米にバレてしまう》

《これ以上ない素晴らしいピッチング!》

などと、賛辞の嵐が起こった。

「前回登板は1回5失点KOという不運なスタートでしたが、今回は指摘されていた癖や配球を修正できたのではないかと思います。試合が中断すると集中力の維持が難しいため、アメリカの投手は投げたがらないことが多く、実際にカージナルスは継投しましたが、山本選手は続投し、5回をシャットアウトしました。

これで前回の不安は払拭されましたが、再び研究されたり調子が落ちたりすると、相手打線に掴まることはあるでしょう。それでも、日本での実績を踏まえれば、最終的にはかなりの成績を残すのではないでしょうか」(スポーツ担当記者)

NPBにおける投手の最高位「沢村賞」を3年連続獲得し、海を渡った山本。MLBでも投手として史上最長&最高額の契約を結んだその威信にかけて、快投を続けてほしい。

© 株式会社光文社