“緑”のパウメイラス、白く優雅で美しい特別ユニフォームを「ホームで着用」 その理由とは

ブラジル1部パウメイラスとキットサプライヤーのPumaは28日、差別や暴力に抗議する反ヘイトキャンペーン「#SomosSociedade」の一環で、真っ白な特別ユニフォームを発表した。当日の公式戦で選手が着用している。

Palmeiras 2024 Puma Special Edition

パウメイラス 2024 Puma スペシャルエディション

通常はグリーンのユニフォームを着るパウメイラスが、今回はキャンペーンの象徴としてホワイトのユニフォームをホームゲームで着用した。

基本的には今季のアウェイユニフォームと同じデザインだが、今回はスポンサーロゴやエンブレムを“真っ白”にカラーチェンジして、胸部中央に配したキャンペーンのロゴマークを際立たせている。

パウメイラスは2024年でクラブ創設110周年を迎えるため、2024シーズンのユニフォームは110周年記念モデルという位置付け。エンブレム下にはそれを記念した文字が入るが、この画像とは異なり選手が着用するシャツには“S.E.P. 110 anos”と刻まれている。

「#SomosSociedade」とは、あらゆるヘイトにノーを突きつけるクラブのキャンペーン。人種差別だけではなく、サッカー界に蔓延する様々な種類の暴力に対しても反対の姿勢を明確に示したものだ。

人種差別問題に関しては、つい先日もレアル・マドリーでプレーするブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、試合中に受けた人種差別に対して涙を流したばかりだった。

デザインは一部分にグリーンを残すが、全体的には平和を象徴するホワイトを強調したものとなっている。

このユニフォームは、28日にホームで行われたカンピオナート・パウリスタ(サンパウロ州選手権)の準決勝グレミオ・ノヴォリゾンチーノ戦で着用。試合はパウメイラスが1-0で勝利している。

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とても優雅で美しいと海外のユニフォームファンからも絶賛されているスペシャルエディションだが、現在のところ一般向けに販売を行う予定は無いようだ。

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