【ドバイシーマクラシック】川田「馬は精一杯頑張っていました」リバティアイランドは3着敗退

現地3月30日、ドバイ・メイダン競馬場で行われた、ドバイワールドカップデー8R・ドバイシーマクラシック(G1・芝2410m・12頭立て・1着賞金348万ドル=約5億2000万円)は、W.ビュイック騎乗、レベルスロマンス(せん6・首・C.アップルビー)が、2着には日本馬のシャフリヤール(牡6・栗東・藤原英昭)、3着にも日本馬のリバティアイランド(牝4・栗東・中内田充正)が入った。勝ちタイムは2:26.72。

日本から参戦したジャスティンパレス(牡5・栗東・杉山晴紀)は4着、スターズオンアース(牝5・美浦・高柳瑞樹)は8着に敗れた。

3着 リバティアイランド
川田将雅騎手
「初めての海外遠征ではありましたが、良く対応してくれて順調にレースを迎えられたと思います。レース自体もとても良い内容で走ってくれてて、直線もう少し動けるとありがたかったんですが、これが今日できる精一杯の走りだったなと感じるくらい馬は精一杯頑張っていましたので、これが良い経験になればと思います」

中内田師「申し訳ない気持ち」

ドバイシーマクラシック・レベルスロマンスとW.ビュイック騎手 (C)Yushi Machida

中内田充正調教師
「馬の具合はすごく良かったです。良いところかなと思っていましたが、タフな馬場の影響なのか、日本で見ていた切れ味が見られませんでした。申し訳ない気持ちです」

昨年7着に敗れたレベルスロマンスが鮮やかに抜け出して、日本勢を完封した。レースではかなりゆったりとした展開の中でシャフリヤールが3番手へ。4番手にジャスティンパレス、デットーリに乗り替わったスターズオンアースが5番手に、リバティアイランドは中団に構える形になった。オブライエンの刺客、ディープインパクト産駒のオーギュストロダンは後方で末脚を温存。完全な上がり勝負だったが隊列はフリーズしてしまい、直線に向いてからは早め先頭で押し切りを図ったレベルスロマンスがそのまま後続を振り切った。殊勲のW.ビュイック騎手は「先に行く馬を目標にして競馬をしました。世界中から良い馬が集まっているので、勝つのが難しいと思っていましたが勝つことが出来ました。幸運です」と喜びの声を伝えた。

【全着順】
1着 レベルスロマンス・首
2着 シャフリヤール・日
3着 リバティアイランド・日
4着 ジャスティンパレス・日
5着 エミリーアップジョン・英
6着 ポイントロンズデール・愛
7着 ジュンコ・仏
8着 スターズオンアース・日
9着 シムカミル・嘉
10着 シスファハン・独
11着 スピリットダンサー・英
12着 オーギュストロダン・愛

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