負傷明けの旗手怜央が先制点のOG誘発! 日本人4選手先発のセルティックが快勝で次節オールドファームへ【スコティッシュ・プレミアシップ】

[写真:Getty Images]

セルティックは31日、敵地で行われたスコティッシュ・プレミアシップ第30節でリヴィングストンと対戦し、3-0で勝利した。

次節に2ポイント差で首位に立つレンジャーズとのオールドファームを控える2位のセルティックは、最下位に沈むリヴィングストンとのアウェイゲームで連勝を狙った。

この試合では前節セント・ジョンストンで1ゴール1アシストの活躍を見せたFW古橋享梧に加え、FW前田大然とMF岩田智輝、負傷明けのMF旗手怜央がスタメン入り。一方でDF小林友希はベンチ外となった。

退席処分のロジャーズ監督がスタンドから見守る中、勢いを持って試合に入ったセルティック。開始5分には旗手がペナルティアーク付近から鋭いミドルシュートでゴールに迫る。

以降は相手陣内でハーフコートゲームを展開すると、左サイドに入った前田が再三縦に仕掛けてチャンスを窺う。自陣深くで堅固なブロックを構える相手の守備攻略を図る中、前半終盤には旗手のミドルシュート、アディショナルタイムにはボックス右に持ち込んだ古橋が枠の左隅を捉えた左足シュートでゴールに迫ったが、前半を0-0のスコアで終えた。

後半も同じメンバーで臨んだセルティックは開始早々に先制点を奪う。49分、押し込んだ流れからボックス右でボールを奪い切ったキューンの折り返しをゴール前の古橋、旗手が連続シュート。これはGKの好守に阻まれたが、これが相手のブランドンに当たってゴールネットに吸い込まれた。

約2カ月ぶりに復帰した旗手が誘発したオウンゴールによって先手を奪ったセルティックは、試合を決める2点目を奪うべく攻勢を続ける。だが、相手も大きく戦い方を変えず、なかなか崩し切れない。

65分には復帰戦で仕事を果たした旗手がお役御免となり、ベルナルドが投入される。この直後にはキューンの正確な右クロスから古橋に決定機が訪れるが、うまくタイミングを合わせて放った右足ボレーシュートは前半同様に相手GKの好守に阻まれる。そして、古橋もこの決定機直後にベンチへ下がった。

その後、チームは72分にボックス手前で馬力のある仕掛けを見せたベルナルドがオライリーとのパス交換からペナルティアーク付近からのミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、待望の追加点を奪取。さらに、82分には途中投入の3選手の鮮やかな連携から最後はボックス中央でイダーの落としに反応したオライリーのシュートが決まってダメ押しにも成功した。

これで勝利を確信したロジャーズは前田、オライリーを下げてクローズの作業に入ると、危なく3-0のスコアのままタイムアップを迎えた。この結果、中断明け初戦を制したセルティックが次節の大一番へ大きな弾みを付けた。

リヴィングストン 0-3 セルティック
【セルティック】
オウンゴール(後4)
ベルナルド(後27)
オライリー(後37)

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