現代サッカーにおいて重要性を増しているポジションといえばサイドバック。中央方向へのオーバーラップやビルドアップへの関与が求められるようになり、体力的にも技術的にも難しいものとなっている。
今回は「1994年生まれの本職左サイドバック」の中から5名をピックアップしてみた。
アンドリュー・ロバートソン
生年月日:1994年3月11日
年齢:30歳
所属したクラブ:ハル・シティ、リヴァプールなど
国籍:スコットランド
Transfermarktの市場価値:3500万ユーロ(およそ57.45億円)
1994年生まれの左サイドバックではダントツで価値の高い選手と言えるアンドリュー・ロバートソン。2017年にリヴァプールへと加入して以来、長くユルゲン・クロップ監督の確固たる信頼を得てポジションを掴んできた。
クイーンズ・パークの下部組織で育ったあと、ダンディー・ユナイテッドを経てハル・シティへと移籍し、地味ながらも安定したパフォーマンスを見せて一歩一歩階段を駆け上がってきた。
ドウグラス・サントス
生年月日:1994年3月22日生
年齢:30歳
所属したクラブ:グラナダ、ウディネーゼ、ハンブルガーSV、ゼニト・サンクトペテルブルクなど
国籍:ブラジル
Transfermarktの市場価値:1500万ユーロ(およそ24.62億円)
外国人ながらゼニト・サンクトペテルブルクのキャプテンを務めているブラジル代表経験を持つディフェンダー。ロシアリーグでは5シーズン目を迎えており、30歳になっても変わらぬパフォーマンスを見せている。
今シーズンはロシア・プレミアリーグで20試合に出場して2ゴール3アシストと結果を残し、首位を走るクラブの中心選手として確固たる地位を築いている。
エメルソン・パウミエリ
生年月日:1994年10月3日
年齢:29歳
所属したクラブ:ローマ、サントス、チェルシー、リヨン、ウェストハム・ユナイテッドなど
国籍:イタリア
Transfermarktの市場価値:1200万ユーロ(およそ19.7億円)
ブラジル出身ながらイタリアへと帰化して代表入りした左サイドバック。2015年に加入したASローマでプレーしたあと、イングランド・プレミアリーグのチェルシーに引き抜かれて話題になった。
あまり出場機会は与えられなかったが、その後リヨンへの期限付き移籍で復活し、2022年夏からウェストハム・ユナイテッドでプレーしている。昨年はUEFAカンファレンスリーグで優勝し、世界で唯一「チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグ、スーパーカップの欧州4大会をすべて制覇した選手」となった。
バンジャマン・メンディ
生年月日:1994年7月17日
年齢:29歳
所属したクラブ:マルセイユ、モナコ、マンチェスター・シティ、ロリアンなど
国籍:フランス
Transfermarktの市場価値:200万ユーロ(およそ3.28億円)
マンチェスター・シティでのキャリアで性的暴行疑惑のために2年の収監を経験したバンジャマン・メンディ。最終的に無罪を勝ち取ったが、サッカーでのキャリアはこれによって大きなダメージを負った。
しかしながらかつて見せていた攻撃的なプレーはジョゼップ・グアルディオラ監督も認めたほどのもの。年齢はまだ29歳であり、調子さえ取り戻せば再びピッチで彼の勢いが見られるかもしれない。
ババ・ラーマン
生年月日:1994年7月2日
年齢:29歳
所属したクラブ:アウクスブルク、チェルシー、シャルケ04、マジョルカ、レディング、PAOKサロニカなど
国籍:ガーナ
Transfermarktの市場価値:150万ユーロ(およそ2.46億円)
かつてチェルシーで長く保有されていたことで知られるガーナ代表選手。昨年ついに退団してギリシャのPAOKサロニカへと移籍したが、この新天地でついに復活を遂げている。
香川真司が所属したことでも知られるクラブで、ここまで19試合に出場して4ゴール2アシストを記録。リーグ首位に立っているクラブでなかなかの活躍を見せている。