“Sexy Zone”ラストライブ! ソロ転向の中島健人「ラストローズ届くといいな」

By TV LIFE

Sexy Zone

3月31日(日)、Sexy Zoneが現体制ラストとなるライブ「Sexy Zone ONLINE LIVE」の配信を行った。中島健人がこの日をもってグループを卒業しソロに転向、グループとしても4月からは佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人が新グループ名で活動する。

これまでにリリースした歴代のシングル、アルバムのジャケット写真が映し出される中、デビュー曲「Sexy Zone」からライブがスタート。続く「RUN」では曲中に中島が「ありがとう」、「ぎゅっと」の冒頭では佐藤が「12年分の感謝を込めて、みんなと一緒に楽しいライブにしていきたいと思います!」とファンに呼びかける。しかし菊池をきっかけに、メンバーが順にカメラの背後に回ってふざけ始め、互いを笑わせ合う“いつも通り”のSexy Zoneに。

トークパートでは、菊池が「1人でも多くの人に見てほしかった」と配信ライブという形式をとった理由を説明。Sexy Zoneの歴史を振り返ろうということで、2013年にドバイ、2017年にハワイロケに行ったときの映像や写真を見ながら思い出話を。2022年にマリウス葉が卒業する直前のクリスマスパーティーの写真が登場すると、「異国の地で見てくれてる人がいるので」とマリウスがリモート参加し“5人のSexy Zone”としてのトークも披露した。

最新シングル「puzzle」や、デビュー前から歌ってきた「With you」から始まるメドレーに続いて、1人1人があいさつを。

メンバーのあいさつ

松島聡

配信ライブをご覧の皆さん、ありがとうございます。2011年からSexy Zoneという名前でずっと活動してきましたけども、これをご覧になってる皆様、Sexy Zoneを知ってくれている全ての皆様にまず感謝をお伝えしたいと思います。ありがとうございます。皆さんの存在があって、僕らはこうやってステージに立てているという言葉はライブだったり、いろんな場所でお伝えさせてもらってるんですけど、あらためて先ほどのステージに立ってみて、それをすごく強く実感しました。

Sexy Zoneという名前は今日で卒業するんですけど、今後もそれぞれの活動をぜひ応援していただけたらなと思いますし、皆さんに応援してもらえるようなアーティストにもっともっとなっていきたいなって思っているので。本当に皆さん一人ひとりの存在にこれからも感謝して、引き続き頑張って参りたいと思います。

佐藤勝利

2011年11月29日にSexy Zoneは結成しました。それから約12年経って、今日を迎えております。たくさんの愛情と応援をいただきました。ちょっと泣きそうになるので冷静に話しますけど、いろいろなことがSexy Zoneはあったと思います。5人がそろえていた時間が、どれぐらいあったのかなって思い返すと、5人の時間ってちょっとね…。誰のせいって訳でもないし、本当にタイミングなんだけど。少し寂しい思いさせてしまった期間もあると思います。

でも僕たちが一番5人が好きだったし、それを5人が好きなファンのみんなに届けて来れたと思うし、その12年に嘘はないと思うので。本当に一緒にSexy Zoneというグループをみんなで作れたような気がして、ファンのみんなに本当に感謝しています。そしてこういう場所を作ってくれて、そしてここまで連れてきてくれたスタッフの皆様にも感謝申し上げます。本当にこれだけ僕たちがたくさんの個性があって、時にはまとまらないような5人だったと思いますが、ここまで一緒に楽しいものを作ってくれて、ここまで一緒に走ってくれて感謝です。

今日でSexy Zoneとしてはひとまず最後ですけれど、明日からはソロとグループ、それぞれの道に進んでいきますので。僕たちがまず応援し合って、みんなでまた楽しい時間を共有できたらなと思います。ひとまず、Sexy Zoneをありがとうございました。

菊池風磨

今回こうやってSexy Zoneっていう名前が変わる。そのタイミングで中島さん抜けてしまうっていうことで。僕らは話し合いを重ねてたりだとか、準備期間があったりもしたので、僕の中で整理をつけていくってことはできたんですけども、ファンの皆さんからすると本当に怒とうの3か月になってしまったな、と。発表してからもう2か月しかなくて。この配信ライブっていうのもその時は決まってなかったりもして。すごく寂しい思い、悲しい思い、これからどうなるんだろうっていう不安な思いもさせてしまったなと思っております。それに関しまして本当に申し訳ございませんでした。ただ、これは本当にもう僕らなりの前向きな決断ということで。

あと、中島が抜けるってことだけじゃなくて、Sexy Zoneって名前が変わるっていうことにおいて、僕たち4人、それからマリウスは今も見てくれてると思いますけど、5人がSexy Zoneっていうグループからの卒業なんじゃないかなと僕ら5人で口をそろえて言っておりまして。なので、みんなそれぞれが、それぞれの形で次のステージに、次のステップに進んでいくっていう僕たちの決断でありますので。こっから先、それを僕らの、僕らなりの誠意として、この決断が正しかったと皆さんに思ってもらえるような活動をしていけたらと思います。

でも、本当にいろんな夢をかなえさせてもらいました。いろんなとこに行ったりだとか、いろんなとこでライブやったりとか、ドーム公演を5人でできたりだとか。ドーム。やっぱドームだよねなんて、15歳、16歳の僕たちが言ってたあの時から、こんなに早く“Sexy Zoneからの卒業”っていうものが来てしまうとは。あの時の僕らからすると想像もしていなかったことかもしれませんが。だけど、これからもっと想像以上の僕たち5人でいられるように精進いたしますので、これからもどうか応援のほどよろしくお願いします。どうもありがとうございました。

中島健人

このグループの形として、こうして僕が汗をかけるのも今日で最後です。今回、去年の中期からいろんな話し合いだったりとか、お互いに発展的になれるような、そういう時間を過ごすためにはどうしたらいいのかっていうものをたくさん積み重ねて。このような答えがグループとして、それぞれが答えを出しました。なので、このオンラインライブを皆さんに早急に準備していただけたこと、本当に感謝しております。このオンラインライブを見に来てくださっている全てのファンの皆さん、そしてこのSexy Zoneに興味があると思ってくださる全ての方々に心から感謝を申し上げます。僕たちの“ラストローズ”が届くといいなと思っております。本僕はもう今日で最後なので、ちょっと(メンバーを見る)。

じゃあ、まず聡ちゃん。なんかありがとうね。本当に小さい頃からいろいろ2人で電車乗ったりとか、そういう時間を過ごしたり。あと、お寿司屋とかも行ったよね(松島「懐かしいね。焼き肉とかも行ったよね」)。まさか聡ちゃんが古典をやる、芸術家の道に本当に進むとは。なんか意外だったというか。12年の中で人の成長をこんなにもこう間近で見れるってのは貴重な経験だったと思うし、なんかアイドルとしてすごく最強になってる姿を間近ですごく見させていただいて。自分も負けられないなっていう刺激をいつも実は受けてました。本当に僕もアイドルとして聡ちゃんを尊敬してます。個展、また見に行かせて(松島「ぜひ!」)。

そして勝利ちゃん。本当、「With you」のときからいろいろやってたよな。帝劇もそうだし、2人でまず「Sexy Zone」の元みたいな振り付けの時間とかあったりね。「Sexy Zone」のサビの振り付けがちょっと変わる前の振り付けとかもいろいろやったりして。その時間ってやっぱりこの会社に入って成長しないとやっぱり過ごせないんだよな。だから、その勝利の今のこのスピーチをしてる、話をしてる姿とかは、お兄ちゃんからしたら本当にお前カッコよくなったな。今、舞台とかすごい活躍してるし。勝利はSexy Zoneのセンターだったけど、次は世間のセンター取りに行きなよ。それは自分も負けないようにしたいし、いつまでも応援してる。

そして隣にいる菊池君。最後だな。一番つき合い長いもんね。いや、本当に…。(涙があふれる)いや、ごめんね…。本当にこの16年の中で、本当に嫌いだったときも好きだったときも全部が青春だったと思うわ。全部が青春だったし…。自分を強くしてくれたメンバーの中でも年も近いし、ほぼ同い年だし、お前がいてくれたから俺は強くなれたよ。正直。だから本当にみんなにも感謝してる。ちゃんと2人で飯食ったときの、バラエティのゴールデンのMCとかちゃんと頑張ってな。取りに行ってな。もう明日からメンバーじゃなくて友達に戻るから。2008年の4月に出会って、本当にここまで一緒に走ってこれてよかったです。ありがとう。

Sexy Zone

中島のあいさつを受けて、菊池は「俺は中島と出会ってなかったら、デビューしてないと思うんですよね。腐りかけたときもあったし、(中島のことが)好きだったときも嫌いだったときもあった」とコメント。続けて「だから1人でソロでやっていくっていうのも応援したいと思ったし。もしかしたらファンの子たちからしても、スタッフやメンバーからしても『いや、お前が止めないと』っていうのはあったと思うんですけど、俺は止められなかったっすね。だってもう曲かかったらさ、この人(中島)のコンディション分かるの。そんな相手の決断を止められないよね。でも、やるからには誰にも負けずに、中島健人らしく。僕も、僕らも負けずに頑張ります」と中島にエールを送りつつ、これからに向けて意気込んだ。

中島が「曲フリしちゃうと終わっちゃうので、本当はしたくないんですけど」と名残惜しみつつ曲に入ろうとすると、すかさず菊池が「曲フリに向かおうとしてない?」とストップをかけて再び明るいムードに。中島と菊池の言う“嫌いだったとき”を指して、佐藤が「(2人が)けんかしてるとき、絶対俺いたんだもん。絶っ対、俺がいる前でけんかしやがるの!(笑)」とぶっちゃけ。松島も「熱量が2人とも別格だったし、2人にしかない世界観があった」と振り返った。

佐藤が「今日でSexy Zoneからの卒業なので。これで5人ということは一生変わらなくなる」と“Sexy Zone”への思いを語り、ライブの最後の曲へ。中島が「“ラストローズ”はこの曲で」と曲フリをしようとした瞬間、「ちょっと“ラストローズ”って『バチェラージャパン』っぽい(笑)」と菊池がちゃちゃを入れ、中島が「お前、俺のこと本当好きだな!(笑)」と最後まで和気あいあいとしたムードに。あらためて曲フリを行った最後の曲は、5人のSexy Zoneからの卒業を祝う「Congratulations」。真紅のバラを手に4人が歌い上げ、ライブ恒例の「We are Sexy Zone!」の掛け声で締めくくった。

SET LIST

1.Sexy Zone
2.RUN
3.ぎゅっと
4.puzzle
~メドレー~
5.With you
6.バィバィDuバィ~See you again~
7.夏のハイドレンジア
8.本音と建前
9.Sexy Summerに雪が降る
~ ~
10.Congratulations

「Sexy Zone ONLINE LIVE」アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=2j6bAWT5LkA

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