久保建英が不安募る負傷交代に ソシエダがアラベス撃破でリーグ戦3連勝

久保建英は前半終了間際に途中交代【写真:Getty Images】

久保は右ハムストリングの違和感で途中交代

スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間3月31日、ラ・リーガ第30節でアラベスと対戦し1-0で勝利した。日本代表MF久保建英はスタメン出場も、右ハムストリングの違和感で途中交代となっている。

ソシエダ加入2年目の久保は、3月の代表シリーズを終えてクラブへ帰還。17日のラ・リーガ第29節カディス戦(2-0)に続き2試合連続の先発出場となった。

久保は前線から積極的な守備を見せ、チームに勢いをもたらす。サイドで起点となりドリブルで仕掛けるも、なかなか決定機につながらない。最前線のFWミケル・オヤルサバルが何度もゴール前でシュートを放つがゴールに迫ることができなかった。

試合はソシエダが押す展開のなか、雨が降る悪天候に。次第に強まる雫が大きなものに変わると、一時雹(ひょう)の降る時間帯もあった。そんななか前半終盤にアクシデントが発生する。

開始からプレスをかけチームを押し上げていた久保。サイドでドリブルからチャンスメイクしていたが、前半終盤に右の太もも裏を押さえメディカルスタッフの治療を受ける。前半44分にFWシェラルド・ベッカーと交代で退くことになった。ソシエダ公式X(旧ツイッター)は「右ハムストリングに違和感」があったと交代の理由を伝えている。

思わぬ形で久保を欠いたソシエダ。それでも後半14分、右のコーナーキックのチャンスでDFジョン・パチェコがニアで合わせて先制する。アウェー戦でセットプレーから挙げたこの1点が決勝弾となり、1-0でソシエダが勝ち点3を手にしている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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