金沢港にクイーン・エリザベス 「海の女王」、訪日客が市内観光

金沢に寄港したクイーン・エリザベス=金沢港

 「海の女王」と呼ばれる英国キュナード・ライン社の客船「クイーン・エリザベス」(9万900トン、全長294メートル、定員2081人)が31日、金沢港に寄港した。欧州やアジア圏などからの訪日客が続々と降り立ち、金沢観光に繰り出した。

 クイーン・エリザベスは午前9時ごろ、無量寺ふ頭に到着。乗客は金沢港クルーズターミナル内で加賀友禅大使らと記念撮影した。

 歓迎式では、県港湾活用推進室の久保光夫室長が能登半島地震に触れ「復興の暁には、美しい能登を訪れてほしい」とあいさつした。ミス加賀友禅や加賀友禅大使がスティーブン・ハワース船長らに花束を手渡した。

 28日に東京を出発した周遊クルーズの途中で秋田から金沢に立ち寄り、31日午後6時、出国審査を済ませ、次の寄港地である韓国・釜山へ出港した。長崎や清水に寄港し、7日に東京へ戻る。

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