大相撲の朝乃山(富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋)は31日、三重県伊勢市の伊勢神宮で行われた今年最初の巡業で富山新聞社の取材に応じ、1日で能登半島地震発生から3カ月の節目を迎えることへの思いを語った。「北陸の復旧、復興はまだまだ。一日も早く復興することを願っている。力士として土俵の上で闘う姿を見せていきたい」とふるさとに思いを寄せた。
朝稽古では、朝乃山がぶつかり稽古で石川県出身の遠藤(穴水町出身、金沢学院大附属高OB、追手風部屋)に胸を出したり、大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)に胸を借りたりするなど、北陸の力士が「競演」した。朝乃山は「北陸の力士で一緒にふるさとを盛り上げたい」と語った。幕内トーナメントで朝乃山は1回戦で豪ノ山に寄り切られた。