〈ツエーゲン金沢・J3〉終了間際に同点弾 奈良に3―3

土信田が2点目を決め、サポーターの元へ駆け寄る金沢の選手=ロートフィールド奈良

  ●梶浦1ゴール2アシスト

 2024明治安田J3のツエーゲン金沢-奈良クラブ戦は31日、奈良市のロートフィールド奈良で行われ、3-3で引き分けた。金沢は2度のリードを守れず後半に逆転を許したが、終了間際にMF梶浦勇輝が同点弾を決めた。今季初の引き分けで、暫定14位となった。

  ●大谷が初得点

 ホーム初勝利を挙げた前節から初の2連勝を狙った金沢は、前半18分にFW大谷駿斗(金沢学院大OB)の今季初ゴールで先制。同点にされて迎えた後半、FW土信田(としだ)悠生が右足で勝ち越しに成功したが、その4分後に再び追いつかれた。

 勝負の終盤、先に得点したのは奈良だった。その後、金沢は杉浦恭平ら5人を交代で送り込んだ。6分のアディショナルタイムは残り1分になろうかという土壇場。MF毛利駿也の右コーナーキックから、ニアに走った梶浦が右足を伸ばしてゴールを決めた。

 1ゴール2アシストと3点全てに絡む活躍を見せた梶浦は「どんな形でもゴールするのが大事。次のホームは勝って波をつくっていきたい」と意気込んだ。

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