取材ノート ホテル・観光業界に感謝

 ■4月からホテル・観光担当を離れる。入社して最初に任された業界だったので、2020年7月から3年8カ月もの間担当していた。業界の方々には、何も分からないでいた私に寄り添っていろいろなことを教えていただいた。この場を借りてみなさまに感謝したい。
 初めて取材した20年はコロナの真っただ中。窮地に立たされ、各社はテレワークプランや、客室内で過ごすことを目的としたプランなどに知恵を絞った。コロナは一旦収まってもすぐにまた広まり、そのたびに観光業界の踏ん張る力を目の当たりにした。名古屋市内のホテルの総支配人は「地元の支えがあったからこそ、コロナ禍で生き残った」と涙ぐんだ。
 そして今やっと訪日客も回復し、コロナ前の様相に戻りつつある。逆境から立ち直る観光業の姿をそばで見られてよかった。これから陰ながら応援していきたい。
 ■伊藤 綾音(いとう・あやね)小売りや情報通信担当。最近、会社近くの映画館の会員になり、いそいそ1人で出かけている。ポップコーンのLサイズを完食したので、次はキングサイズに挑戦してもいいかもしれない。

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