時代を開く創作期待 「沖展」入賞・入選者を表彰

賞状を受け取る書芸部門で準会員賞の伊野前喜美子さん(右)=31日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール(名護大輝撮影)

[沖展2024 75th OKITEN EXHIBITION]

 沖縄県内最大の美術・工芸の公募展「第75回沖展」(主催・沖縄タイムス社)の表彰式が31日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホールであった。準会員賞13人、一般応募最高賞の沖展賞8人、奨励賞25人、浦添市長賞12人、うるま市長賞12人、10~20代が対象のe-no新人賞8人に賞状と賞金、副賞が贈られた。また、入選者480人の代表者に入選証が贈られた。

 沖縄タイムス社の武富和彦社長は「会場は作者の情熱であふれている。時代を切り開く作品が、沖展で生まれることを期待する」と激励した。

 会員推挙の9人と準会員推挙の5人には推挙状が贈られた。絵画部門で会員に推挙された橋本弘徳さん(77)が受賞者を代表してあいさつ。「挫折感を味わうこともあったが、今日この場に立てたことが感慨深くうれしい」と喜びを表現した。(社会部・吉田伸)

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